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【症例紹介】膝蓋骨脱臼
術前
症例
動物種:犬
品種 :トイプードル
性別 :避妊メス
年齢 :1歳1ヶ月
体重 :4.90kg
主訴
座った時に突然キャンと鳴き、それ以降右後ろ脚を挙上(地面につかなくなること)するようになった。
検査
触診にて膝蓋骨(膝のお皿)がずれることを確認
また、レントゲンにて骨折やその他の関節の脱臼がないことの確認および膝蓋骨の脱臼の確認
診断
膝蓋骨内方脱臼グレードⅢ
治療
鎮痛剤の処方を行い、脚の挙上頻度が少し改善するもまだ挙上が続いてしまう。
そのため、根本治療として手術(以下の通り)を行った。
・滑車溝形成術
・ラテラルスーチャー
・縫工筋リリース
・関節包の縫縮
術後
術後一週間は安静のためギプスを装着して入院
その後、ギプスを装着したまま退院し、二週間目に抜糸を行うとともにギプスも外した
現在、しばらく地面につけていなかったことで筋力低下が生じているため、徐々にリハビリを初めている