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【症例紹介】うさぎの鼓腸症
こんにちは、立石動物病院の獣医師の村上です。
今回は先日、当院に訪れたウサギの症例をご紹介いたします。結論から言うとこのウサギは「鼓腸症」という疾患でした。
ウサギにはこの時期に特に多い疾患ですが、症状に出ないことも多い疾患です。
患者情報
▼動物の種類
うさぎ(ホーランドロップ)
▼年齢
6歳
▼性別
オス ♂
▼飼い主様の所見
うさぎが、前日の夜からの食欲がなく、便の量も少ないことで不安になり来院されました。
獣医師のウサギの鼓腸症の解説
鼓腸症はうさぎで多い病気のひとつで、お腹にガスがたまって張ることで胃腸の動きが低下してしまいます。
症状は、今回のように食欲低下や、便秘、更に腹部の膨満などが見られます。
原因は、ストレスや誤食、毛づくろいで飲み込んでしまった毛玉などです。
軽度の場合は注射や飲み薬でよくなります。今回の場合も軽度でしたので、消化器系の薬を服用していただきました。
鼓腸症は、重度ですと命に関わることもある病気です。飼い主様が早期に発見することが重要です。
また、普段の食事や生活環境で予防することが出来る病気でもあります。
ウサギは非常にストレスを感じてしまいやすい動物ですので、生活環境と食事には気を使ってあげましょう。
ご自身のウサギについてご相談いただく際は、お電話やLINEから承ります。お気軽にどうぞ!