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【症例紹介】蛋白漏出性腸症
術前
症例
動物種:犬
品種 :ヨーキー
性別 :避妊メス
年齢 :8歳9ヶ月
体重 :2.7kg
主訴
定期的な軟便があり、突然元気食欲がなくなり腹水がたまってしまった。ステロイドにより症状は落ち着いてはいる。飼い主は原因の追究を希望したため、比較的動物に対して負担が小さい内視鏡検査を実施。
検査
麻酔前検査として血液検査を行った上で、麻酔下にて軟性内視鏡をいれた。
腸の観察及び生検(腸の一部を取ってくること)を行い、病理検査を行った。
診断
リンパ管拡張症を伴う蛋白漏出性腸症
治療
検査の結果、内科的な治療が適していると判断。ステロイドを継続し、徐々に薬の減量を行う。
術後
ステロイドを継続し、徐々に薬の減量を行っていく
現在は便の状態も血液検査も異常はない。予後は良好といえる。